レコードが出ます!


7インチレコードをリリースする!ということで、たびたびお手伝いさせてもらっているOQ'sのレコーディングが先週土日みっちり2日間ございました。
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録音はいつもの練習場所、ドラム担当メンバーの自宅。
通称 山小屋!そうそうない贅沢環境で、まず自宅にこんなスタジオがあることがすごいのですが、それもそのはず。お父さんも根っからのバンド人、そしてお兄さんは山形が誇る『龍岩祭』の企画者で、蔵王の音茶屋にいらっしゃり音響にも大変詳しい方です。

そんな山小屋(いや、おうちなのですが)ではお母さんのカレーやそうめん、郷土料理がたくさんが出ました。息子にプールまで出していただき…友人の家族も到着し、家族を大巻き込み。
親戚の集まりのような、騒がしい合宿RECとなりました。

レコーディングは、プロ腕エンジニアさんに用意していただいたラトビア製高級マイクにあやかりながら、1人ずつ時間をかけて録りました。

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録り慣れしてない私、緊張。
でもこのマイク、すごい。
録ってから聴いたらホッとしました。

私はヘッドホンで事前に録ったみんなのデモ演奏を聞きながら吹いていきますが、
周りで見ているメンバーには私の音しか聞こえないので、変に緊張します。
普段は皆でいっせいに合わせているので、個別の音をじっくりいじることがあまりないわけで。ここで、この音が気になる…などなど話し合い録り直しながら、たった数分の曲でもやはり数時間かかります。

一発録りといってみんなで一斉に録る方法もあります。しかし環境作りが相当難しく布団でドラムを囲んだり…?などなどセッテイングに何時間もかかるのだそう。マイクの数もすごそうだし、余計な音は入るし、録ってから個別の音の調節もできない、だれか間違えたらオジャン。というハードルが高い録り方であるけれど、その分臨場感というか、生ライブ感は出るということ。

待ってる人たち。
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待ってる家族。
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録ったものをみんなで聴く。
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パートが多いバンドなので、
これの繰り返し。

2曲なのに…これがアルバムで10曲だったらと思うと大変だ。

でも、こういうチャンスに個々やバンドが成長するべきですね。

私は早めに上がらせてもらい、それでも7時間も待っていてくれた夫と息子(楽しくて泊まると言い出すほど)に感謝感謝。

メンバーは夜中まで録り続けたよう。
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おっさんたちの青春です。
お疲れ様でした。

ここからまた別の方にお願いし、ミックス&マスタリングという、音のバランス調整などなど細かく難しく大変で、とっても大切な作業が入り、レコードのプレスは海外でになる模様。
出来上がりは数ヶ月後となります。

7インチレコードというものは4分を2曲収録。
まずやりたいことを時間内におさめるように作ることが大変。

一曲は盛岡でDJやイベント企画をされている negamirelax(PATINA)根上さんと作った曲。
エチオピアンファンクがテーマで、日本歌謡と似ていると称されるジャンルらしく、ついつい日本人の演歌になってしまう日本人…ですが、ならないように頑張りました。
(日本歌謡も演歌もかっこいいですが、それとはまた違うという区別をつけるという意味で。)あーでもこーでもと、悩みに悩んだマニアックなスルメ曲となったのではないかな。

一方、仙台のDJ SHIBAさん(DUCK'IN DONUTS)と作った曲はスパスパと組みたって行き、疾走感のあるダンサブルな曲になりました。
ジャンルレスな盤になりそうです。


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8・9月たくさんライブありますが、私は全ての出演は不可なので子連れで行ける野外イベントを中心に出させていただきます。
まずは来週に迫った『湯ノ音 2014』!