文月

ふと 日めくりを見て、今年がもう半分終わっていることを思う。

 

日めくりには夏まつりがどうだとか記してあって、どこか遠い出来事のよう。

 

 

夏まつり。すっかり忘れていた響き。

 

 

もう夏まつりなんていう言葉は出てきようもないこの世情。

 

ちょっと静かな住宅街には

そういったしがらみから解放されたような安堵が漂っている気もする。

 

これほどかと驚くくらい世の中大きく変わったところがあるけれど

 

そのぶん自分や人のなかには変わらないものも多くあることを感じる。

 

今年、きっと大きな夏まつりはどこにもないけれど、我が家ではほんの少しずつ夏野菜が実っている。そんな小さなことでホッとする。

 

 

 

 

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